通信制高校とは。
通信制高校とその他の教育過程との違いってどんな所にあるの？違いをご紹介。

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通信制高校とは

通信制高校は全日制高校や定時制高校と同じ「高校卒業」となる高校教育課程のひとつです。
不登校の方や夢に向かいながら勉強したい方などでも、高校卒業の資格が取得できるように配慮されています。

■通信制高校とその他の教育課程との違い

	場所	学習時間	学習方法
通信制高校	選べる ※年に数回のスクーリング時のみ決められた校舎に通学	決まっていない	レポート、スクーリング、テストによる単位取得。3年以上の期間の中で74単位取得で卒業（単位制）
全日制高校	決められた校舎	昼間6時間程度/日	先生による授業、テスト、実技、レポートなどによる単位取得。 学年で決められた単位を取得し、進級、卒業（学年制）
定時制高校	決められた校舎	夜間4時間程度/日 ※昼間部を選べる定時制もあります	先生による授業、テスト、実技、レポートなどによる単位取得。 学年で決められた単位を取得し、進級、卒業（学年制）

通信制高校は全日制や定時制よりも「自由」です。勉強する時間や場所、学習方法は自分で決められるので、自分のやりたいことや将来の夢などに集中することができます。自分のペースで高校を卒業したい！自分の将来のために時間を使いたい！集団で行動することなく高校を卒業したい！という人に向いています。

■通信制高校での学習方法

通信制高校が全日制や定時制と違う、大きな点は「単位制」が挙げられます。
全日制や定時制の高校は「学年制」で、1年間の中で決められた単位をすべて取れなければ「留年」となり、進級できずに同じ学年の勉強を再度しなければなりません。
それに比べ通信制高校は「単位制」で、「留年」はなく、3年以上の期間の中で、卒業に必要な74単位以上を取得すれば卒業できるので、自分のペースで勉強を進めることができます。

■入学・卒業について

入学時期は春と秋（4月・10月）、募集時期は1月～4月下旬が多く、早いところでは11月から募集をスタートする高校もあります。転入、編入は、時期を問わず受け入れ可能な学校が大多数で、前籍の高校の単位をそのまま移行することができます。

卒業時期は3月と9月の年2回。卒業するためには「就業年数が通算3年以上」「習得単位の合計が74単位以上」「特別活動に年間10時間以上参加」という条件が必要になります。

サポート校とは

サポート校は、通信制高校に在学している生徒の単位取得や進級、確実な卒業に向けて学習面や生活面、精神面などの支援を行なう民間の教育機関です。
サポート校は学校教育法で認められた正規の学校ではなく、学習塾や予備校に近い存在で、高卒資格を取得するためには、あくまで通信制高校を卒業する必要があります。

入学資格	原則として、中学校卒業見込み者（中3生）、または中学校をすでに卒業した方。
入学時期	通信制高校の入学時期に合わせた春と秋の学校が多数。※転入・編入に関しては、随時（年中）受入れを行なっている学校がほとんど。
入学試験	書類選考と面接がほとんど。作文や基本的な学力を見る程度の簡単な筆記試験を行なうサポート校もある。

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